向いてる?向いてない?プログラマを目指して

無理な人

無理な人

どうしても無理という人もいる

誰でも頑張ればプログラマになれると言い切れる現役プログラマはほとんどいないかもしれません。プログラミングという技術は、ただ暗記をすれば良いというものではなく、英語を学ぶのと同じように考える必要があります。この技術を習得できる人にはある程度適性がある場合が多く、人によってはさほど苦労なく自然な流れで覚えていくことができる人もいるほどです、一方で、なんとか苦手を克服してプログラマにチャレンジしようと思っている人が、いくら努力しても実用レベルにまで至ることができないというケースが多いのも事実です。

プログラミング能力は言語能力

プログラマは理系というイメージを持つ人が多いですが、実はその裏には文系要素が隠れています。確かに数学的な知識は必須ですし、数字も数多く扱うので、計算が苦手な人にはかなり苦しい作業になります。ただ、プログラミング言語には、人間の言語と同じように文法というものがあって、同じものを作ろうと思っても人によって文法の使い方は違います。それは、同じテーマで複数人が同時に作文を書いても全く同じ文章にならないことと似ているかもしれません。
そのため、プログラミング言語の知識として頭に一応入ってはいても、それを巧みに使えるかどうかはまた別の話になってしまいます。英語のテストは完璧でも実際に使える英語を話せないというのと同じかもしれません。

問題は言語能力にあることも

いくら頑張ってもプログラミングが上手くできない人の特徴に、日本語の読解力にそもそも問題があるという場合があります。文章を読むことはできても、全体をきちんと理解できなくて主題が掴めず、筆者の伝えたいことが読み取ることが苦手だったり、テーマに基づいて自由作文を書くために文章をアウトプットするのが苦手だったりすると、プログラミング言語を効率よく書いていくことも難しい可能性があるのです。
プログラミングをしていて何かのエラーが生じるとエラーメッセージが表示されます。問題に対処するためには、まずそのエラーメッセージを読んで問題を理解しなければなりませんが、プログラミング言語によってはその内容がわかりにくいものもあります。そこで必要になってくるのが前後の文脈や全体を踏まえて問題を見つけることなのですが、そもそも言語能力が低い人はそれをどのようにして理論的に考えていけばいいのかがわからない場合があり、自分で考えることを止めて人にすぐ人に解決方法を求めてしまいます。そのようにしていると、いつまでたっても本当の問題解決力は身につかず、プログラマとして成長することができなくなるので、そのまま続けていくのは無理ということになってしまいます。