持っておいて損はない資格
ITパスポート試験
経済産業省が認可している国家資格の一つで、プログラマを目指す人は持っておいて損はありません。ITパスポート試験は、情報技術に関する基礎中の基礎を身につけるための試験です。この資格を持っていることでIT力をアピールでき、未経験でもプログラマとしてのスタートが幾分かスムーズになるでしょう。
募集要項に特に資格が指定されていない場合でも、資格を取っておくことは自ら積極的に学ぶ姿勢を持っていることを伝えるために有効な手段です。ITリテラシーはもとより、IT業界で活躍するうえで欠かせない基礎的な知識を習得していることも証明できます。これは自身にとってだけでなく、企業側からもほしい人材だと受け取ってもらえるスキルです。
未経験でプログラマを目指すなら、積極的に資格取得を目指すことをおすすめします。
基本情報技術者試験
ITパスポート試験と同様に、経済産業省が認可している国家資格です。文字通り情報技術者を対象とした試験であり、ITパスポートよりもさらに踏み込んだ内容が出題されます。情報技術者として、ITの知識と技能を一定基準以上備えていることを証明する資格です。
この資格はITパスポート試験を合格したのちに目指す人が多いです。ITパスポート試験でITの基礎をつけて、次のステップとして目指す資格といえます。ITパスポート試験と基本情報技術者試験は、どちらもIT業界での知名度が高い傾向です。そのため、未経験OKのプログラマの求人であっても資格を持っていることが大きな強みになります。
基本情報技術者試験の出題の特徴は、特定の機種や製品に依存せず幅広い内容になっていることです。ITの本質的な知識を習得でき、さらに担当以外の知識もつけやすくなります。
C言語プログラミング能力認定試験
プログラミング言語のなかでも最も普及している言語の一つが、C言語です。C言語プログラミング能力認定試験は1級から3級までに分かれ、1級になるほどに難易度が上がります。保有スキルに応じて、段階的に受けるようにするといいでしょう。未経験からプログラマに挑戦する人はもちろん、すでにプログラマとして活躍している人もスキルに応じてチャレンジしている試験です。
このC言語プログラミング能力認定試験をしっかり勉強することで、実技の能力も身につけられるようになります。3級はC言語の概念を理解していて、簡単なプログラムを書けることが認定基準です。2級は500行ほどのプログラムを的確に書くことができて、基本アルゴリズムも理解できている必要があります。そして1級はC言語を駆使したうえで、さらに応用プログラムを書ける必要があります。使用しているOSについての理解も求められます。